エネルギー代謝の変化


がん細胞は成長のために酸素存在下でも主なエネルギー源として解糖系を利用する ”好気的解糖” を使うように自身のエネルギー代謝系をリプログラミングします。休止から増殖への代謝変化は乳酸の分泌および酸素の消費をともなうグルコースおよびグルタミンの取込量の増加で特徴づけられます。また、がん細胞では活性酸素種 (ROS) を蓄積することで酸化ストレスレベルが増大します。

グリコリシスおよびグルタミノリシス

がんにおける2つの主要な代謝経路はグリコリシス(解糖)とグルタミノリシスです。グリコリシスはがんにおけるグルコースの消費と乳酸の分泌を、グルタミノリシスはグルタミンおよびグルタミン酸レベルを生細胞で分析することによりモニタリングすることができます。グルタミンおよびグルタミン酸は、増殖細胞でのROS産生の増加に反応し、TCAサイクルの中間体として供給されます。

cellular metabolism assays

代謝アッセイ Q&A

このウェビナーではがん細胞や免疫細胞における代謝産物(例:グルコース、乳酸、グルタミン酸、グルタミン)のモニタリング法をご紹介および比較し、「グルコース検出とグルコースの取り込みアッセイの違いは?」「代謝産物レベルの細胞数に対する補正はどうすればいい?」などの問いにお答えします。

ウェビナーを見る

グリコライシスまたはグルタミノリシスのモニタリングに興味はございますか?

製品を見る

酸化ストレス

がん細胞は代謝活性あるいは発がん性刺激の増加により活性酸素種 (ROS) レベルを増加させます。H2O2などの活性酸素種は細胞の増殖およびゲノムの不安定性を助長し、がんの進行を促進します。しかし、過度の活性酸素はがんの成長を抑制し、細胞死へと誘導します。また、がんは活性酸素レベルの釣り合いをとるために様々な補因子 (NAD+, NADH, NADP+ and NADPH) を必要とするグルタチオン (GSH) などの抗酸化物質を産生します。

酸化ストレスのモニタリングに興味がございますか ?

製品を見る

免疫代謝

免疫代謝は免疫と代謝を結びつけた研究分野です。がんの微小環境の中では栄養の枯渇あるいは代謝廃棄物の産生により代謝産物レベルが頻繁に変化します。その結果、T細胞やその他の免疫細胞内の代謝経路が活性化あるいは抑制されます。代謝産物レベルのモニタリングは、がんにおける免疫細胞の活性化を研究するための効率的な方法です。

cellular metabolism assays

T 細胞活性化のモニタリング

T 細胞活性化またはがん細胞株の増殖に伴って変化する代謝物レベルのモニタリングについて(ウェビナー)

glucose uptake assay

発光アッセイによる T 細胞活性のモニタリング

経時的なグリコライシスのモニタリングおよび乳酸分泌量の増加により T 細胞活性化を検出(技術ポスター)

cancers need for metabolites

免疫代謝ガイド

免疫における6つの主要な細胞内代謝パスウェイおよびその役割についての再訓練に役立ちます(論文)

 

免疫代謝研究のために必要な代謝アッセイとは ?

製品を見る

Let's find the solution that meets your needs.

Talk to a Scientist