pGEM®-T Easy Vector System は、特定の耐熱性ポリメラーゼによって増幅されたPCR産物のクローニングに便利なシステムです。これらのポリメラーゼは、鋳型に依存せずに、増幅断片の3´末端にデオキシアデノシン(A)を1つ付加する傾向があります。pGEM®-T Easy Vector はあらかじめ線状化されており、挿入部位に3´-Tの突出末端を有しているため、A突出末端を持つPCR産物と相補的にライゲーションできます。付属の2X Rapid Ligation Bufferを使用することで、室温で1時間の反応時間でライゲーションを完了できます。また、形質転換後のコロニー数を増やすために、インキュベーション時間を延長することも可能です。
T7およびSP6 RNAポリメラーゼプロモーターは、β-ガラクトシダーゼのαペプチドコード領域内にあるマルチクローニング領域を挟むように配置されています。αペプチドへの外来DNAの挿入によってその機能が失活するため、組換えクローンは指示薬培地上で青/白スクリーニングにより直接識別できます。また、本ベクターはf1複製起点を有しているため、一本鎖DNAの調製が可能です。
pGEM®-T Easy Vector System は、pGEM®-T Vector System のすべての利点に加えて、挿入部位の両側にBstZI、EcoRI、NotIの認識配列が配置されており、目的のインサートDNAを単一の制限酵素処理で切り出す複数のオプションを提供します。
pGEM®-T Easy Vector System IIには、System Iのすべての構成要素に加えて、JM109コンピテントセルが含まれています。
- 青/白スクリーニングを用いた組換え体選択
- 1種類の制限酵素でインサートDNAの回収が可能
- クローニング後の用途が多様:デュアルプロモーターとf1 複製開始点を導入
【製品マニュアル】
日本語
※日本語マニュアルは英語版を翻訳したものですが、常に更新されるものではありません。最新のマニュアルについては英語版をご覧ください。
【Q&A】
pGEM-T Vector Systems ・ pGEM-T Easy Vector Systems
【プロトコル】
ベクターマップ&シークエンス