よくあるご質問

GloMax® Galaxy 細胞発光イメージャー

本製品の完全なプロトコルは、テクニカルマニュアル TM756 に記載されています。

ライブセルイメージングをご検討ですか? GloMax® Galaxy 細胞発光イメージャーでの測定を始める際に知っておきたいポイントを以下にご紹介します。

GloMax® Galaxy はどんな解析に適していますか?

GloMax® Galaxy 細胞発光イメージャーは、特にNanoLuc®を用いたのアッセイからの発光シグナルを、生細胞中で可視化することに最適化された装置です。この装置により、タンパク質間相互作用、受容体の細胞内移行(インターナリゼーション)、タンパク質の分解といったリアルタイムな細胞内イベントを高感度かつ低バックグラウンドで検出・確認することができます。また、蛍光イメージングで見られるアーティファクトを回避できるという点でも大きな利点があります。

GloMa® Galaxyはどんなアプリケーションに対応しますか?

以下のような用途に最適です:

  • NanoLuc®ベースのアッセイベースのアッセイ(例:NanoBiT、NanoBRET、Nano-Glo)による測定結果の確認・可視化
  • タンパク質の局在や分解の可視化
  • 生細胞を用いた動態解析(ライブセルキネティクス)の経時的追跡
  • プレートリーダーで得られたアッセイ結果を、空間情報を含む画像として検証

ライブセルイメージングに最適な NanoLuc®テクノロジーの選び方は?

観察したい現象によって、最適な NanoLuc® テクノロジーは異なります。以下をご参考になさってください。

  • タンパク質間相互作用の解析にはNanoBiT® technology
  • 内在性タンパク質の発現量や局在の追跡にはHiBiT
  • 低分子やタンパク質の結合、細胞内輸送イベントの解析にはNanoBRET® technology

これらのアッセイはライブセル形式に対応しており、GloMax® Galaxy 細胞発光イメージャーによる画像取得に適した生物発光シグナルを生成します。シグナルの持続性が高く、解析対象の細胞系に最小限の影響しか与えないアッセイを選ぶことで、より信頼性の高いライブセル解析が可能になります。

どのNanoLuc®基質を選べばよいですか?

  • エンドポイント測定の場合:動態イメージングが不要な場合には、最大の明るさを得るために Nano-Glo® Live Cell Assay System を使用して、シグナル強度を優先してください。
  • リアルタイム動態イメージングの場合:数時間にわたってタンパク質の動態を追跡するには、Nano-Glo® Vivazine® または Endurazine™ を使用して、シグナルの安定性を優先してください。

この装置は蛍光イメージングにも対応していますか?

はい。GloMax® Galaxy 細胞発光イメージャー は、蛍光、フィルター付き発光、および明視野イメージングに対応しており、モジュール式の励起/蛍光検出コンポーネントを使用します。一般的な蛍光色素に対応する追加のフィルターやモジュールもご用意しています。

生物発光と蛍光のイメージングはどう違うのですか?

生物発光(バイオルミネッセンス)は、励起光を必要としないため背景シグナルが低く、自己蛍光やフォトブリーチング(蛍光退色)の影響が少ないという利点があります。この特性は、長時間にわたるライブセルイメージングや、高感度なシグナル検出が求められるアプリケーションにおいて特に有用です。一方で、バイオルミネッセンスは放出される光子の数が少ないため、蛍光イメージングに比べて露光時間が長くなるという特性があります。

関連資料:生物発光 vs. 蛍光

生物発光イメージング実験を始める前に考慮すべきポイントは?

まず実験の目的を明確にします。タンパク質の分解、局在、あるいは相互作用の追跡など、何を観察したいかをはっきりさせましょう。また、背景シグナルを抑えるためにフェノールレッドを含まない培地を使用し、使用するプレートまたはディッシュのフォーマットがイメージング装置のステージに対応しているかを確認しましょう。長時間観察を行う場合は、光毒性の少ない条件設定や、ステージトップインキュベーターなどの環境制御オプションの検討が必要です。実験期間に合わせて、細胞播種密度とシグナルの持続性(長時間安定する基質の使用)を最適化しましょう。

システムに対応するラボウェアは何ですか?

スライドガラス、マイクロチャンバースライド、35mm ディッシュ、6ウェル~96ウェルプレートに対応しています。また、ibidi 製スライドやグライナー製マイクロプレートなど、よく使用されるフォーマットには事前設定されたフォーカスオフセットが利用可能です。

生物発光の露光時間を最適化するには?

発光イメージングにおいては、1~5分の露光で適切な画像取得が可能です。最大で60分までの露光が設定できますが、解像度が一部失われる可能性があります。初めて設定する場合は、まず30秒の露光から開始し、30秒刻みで露光時間を延長しながら、十分なシグナルが得られるタイミングを見つけてください。

シグナルのクオリティを最適化するためのヒント

  • フェノールレッドを含まない培地を使用して背景シグナルを低減させましょう。
  • 適切な細胞播種密度を維持してください(例:1 × 10? cells/mL)。
  • 細胞がプレートやディッシュの底面にしっかりと接着していることを確認することで、画像のフォーカス精度が向上します。
  • Endurazine™ や Vivazine™ のような長時間発光する基質を使用することで、長時間のイメージングに適した安定したシグナルが得られます。またビニング(2×2 または 4×4)を使用することで、低発現タンパク質の検出感度を向上させることができます。ビニングでは、隣接するピクセルをまとめて処理することで、微弱なターゲットからのシグナル輝度が強化されます。

ImageJやFijiで画像解析はできますか?

はい、可能です。本システムは標準的な .TIFF 形式で画像を保存するため、ImageJ や Fiji と完全に互換性があります。さらに、Fiji はシステムに付属のPCにプリインストール済みで、すぐにご利用いただけます。

ライブセルイメージングでよくある落とし穴と、その回避方法は?

  •  シグナルが弱い:基質濃度が適切か確認し、過度な希釈を避けてください。必要に応じてビニング(2×2 や 4×4)を使用して感度を高めることが有効です。また、複数の露光時間を試して、最適な条件を見つけましょう。
  • バックグラウンドが高い:フェノールレッドを含まない培地を使用し、撮像容器(プレートやディッシュ)が清潔で正しく設置されていることを確認しましょう。
  • 撮像中に細胞の健康状態が悪化する:可能な限り過度の露光や励起光を使用する方法は避けるようにします。長時間の観察には、長時間発光用の基質を使用し、また温度変動を最小限に抑えましょう。
  • フォーカスがずれる:使用する容器が選択したイメージングプロトコルと一致しているかを確認してください。容器がステージ上にしっかり平らに設置されているか、また、明視野イメージングで細胞が底面に接着しているかを事前に確認しましょう。

ライブセルイメージングについてもっと知りたい方に:ホワイトペーパー How To Image Live-Cell Assays on GloMax® Galaxy Bioluminescence Imagerのご一読をおすすめします。

 

GloMax® Galaxy 細胞発光イメージャーは研究用機器です。診断目的での使用はできません。

他にもご不明な点がございましたら、テクニカルサービスまでお気軽にご相談ください。

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