TarSeer™ BRETSA™ ターゲットエンゲージメント

これまで困難だったターゲットが、より手の届くものに

TarSeer™ BRETSA™ ターゲット・エンゲージメント・システムは、細胞内で実施でき、トレーサー不要の生物発光ベースの手法により、化合物の結合(バインディング)とポテンシー(活性/効力)を、弱い結合化合物や評価が難しい標的に対しても、卓越した高感度で測定できます。

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TarSeer™ BRETSA™ ターゲットエンゲージメントとは ?

創薬研究において、構造情報が限られている、既知のリガンドが存在しない、あるいは信頼性の高い機能アッセイが確立されていないといった、研究が困難な標的タンパク質にますます焦点が当てられています。TarSeer™ BRETSA™ Target Engagementは、標的タンパク質の安定性変化をモニタリングすることで化合物とタンパク質の相互作用を検出する、細胞ベースの生物発光共鳴エネルギー移動(BRET)システムです。この手法は、標的特異的抗体やリガンドは不要で、創薬初期段階や困難な標的に適しています。

TarSeer™ BRETSA™ System なら以下を実現できます! :

  • 既知のリガンドや参照化合物が無くても、生細胞内で標的エンゲージメントを測定
  • 弱い結合でも検出可能な高い感度を持ち、ランク付け解析のための効力も定量化
  • 384ウェルプレートフォーマットに対応し、試薬を添加するだけのシンプルなワークフローを実現
  • 機能を測定する方法の無い、または精製が困難な標的でも解析可能

TarSeer™ BRETSA™ ターゲットエンゲージメントの測定原理とは ?

TarSeer™ BRETSA™  ターゲットエンゲージメントは、生物発光測定により熱変性をモニタリングすることで、化合物が細胞内で標的タンパク質の安定性をどのように変化させるかを測定します。

  1. ルシフェラーゼ融合標的タンパク質を細胞内で発現: 低温ではルシフェラーゼ融合標的タンパク質は折りたたまれている。 細胞透過性 BRETSA™プローブは、折りたたまれたタンパク質との相互作用が最小限。
  2. 熱による標的タンパク質が展開されプローブ結合部位が露出温度上昇により標的タンパク質が変性し疎水性領域が露出すると、蛍光性 BRETSA™プローブが結合し、ルシフェラーゼに接近。
  3. プローブの結合がBRETシグナルを駆動:この近接によりルシフェラーゼと蛍光性 BRETSA™プローブ間の効率的なエネルギー移動が可能となり、BRETシグナルが増強。
  4. 化合物の結合が熱安定性を変化させる:標的タンパク質に化合物が結合すると、タンパク質は安定化(または不安定化)し、温度による展開様式が変化してBRETシグナルプロファイルが変化。化合物の結合は、温度上昇に伴うBRETプロファイルのシフト(A)として観察されるか、効力として測定される(B)。

TarSeer™ BRETSA™ Target Engagement は、タンパク質変性を定量可能なBRET シグナルに変換することで、化合物によるタンパク質安定性の変化を細胞ベースで直接測定することを可能にします。

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TarSeer™ BRETSA™ 熱シフトおよび等温ワークフロー. (A)を用いて標的タンパク質の細胞内融解曲線を生成します。結合化合物は熱プロファイルをシフトさせ、最適なチャレンジ温度を定義します。等温ワークフロー(B)を用いて、この温度での化合物の効力を測定します。化合物が存在しない場合、タンパク質は変性しBRETシグナルは高くなりますが、化合物の濃度を増加させるとタンパク質が安定化し、BRETシグナルは用量依存的に減少します。


創薬のための柔軟で拡張性のあるワークフロー

TarSeer™ BRETSA™ ターゲットエンゲージメントシステムは、化合物の効力評価およびスクリーニングのために、細胞を用いた等温ワークフローを採用しています。このワークフローは試薬を追加するだけで完結するプロトコールを採用し、96ウェルおよび384ウェルプレートにも対応しするため、絞り込んだフォローアップ試験からハイスループットのスクリーニングアッセイまでスケール変更可能です。

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TarSeer™ BRETSA™ ターゲットエンゲージメントの実例

ThTarSeer™ BRETSA™ システムは、20種類以上のターゲットクラスに属する70以上のターゲットタンパク質について、化合物のポテンシー(効力)測定に使用されており、濃度にして5桁(5 log)を超えるダイナミックレンジをカバーします。これらのターゲットの細胞内局在には、細胞質、核、膜、ミトコンドリア、小胞体(ER)、ゴルジ体が含まれます。選択したターゲット‐化合物相互作用の濃度反応曲線を示します(ターゲット:MAPK14、TUBB[細胞質];MET[膜];COQ8B[ミトコンドリア];BRD4、HDAC1[核])。

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試用したユーザーのコメント


" DSF  (Differential Scanning Fluorimetry示差走査蛍光定量法) の分野で数多くの技術に携わってきた経験から、BRETSAの能力と可能性を強く確信しております。"

”この手法は扱いやすくて非常に満足できるものでした…フラグメント化学の最適化は他の細胞内TSAではできませんでしたがBRETSAでは開始することができました。”

“ BRETSAアッセイは本当に素晴らしいです…384ウェルプレートで厳密な再現性が確認できて嬉しく思います。“


TarSeer™ BRETSA™ ターゲットエンゲージメントシステムの利点

 

  • 細胞内ターゲットエンゲージメント – 細胞内での標的タンパク質の安定性と化合物の標的エンゲージメントを測定。生化学的手法で必要とされるタンパク質精製は不要。
  • 幅広い標的クラス – 多くの細胞小器官内の複数の標的クラスで検証済み
  • 追加のみワークフロー – 分離や移液ステップが不要で、作業を簡素化&短縮化
  • 完全アッセイシステム – アッセイ受託サービスや実験室での使用に最適化された試薬とプロトコルを提供。迅速な開始を可能にし、追加の検出法最適化が不要

 

  • タンパク質凝集ではなく変性をモニタリング – 凝集ベースの手法に比べ、加熱試験ではより低い温度を使用
  • 高感度 – ピコモルからマイクロモル濃度範囲で活性を測定し、化合物を相互比較、かつ低温で操作可能
  • マイクロプレートリーダー対応 – 96ウェルまたは384ウェルプレートに対応。BRET対応の標準マイクロプレートリーダーで読取可能
  • 開始から完了までの専門家支援 カスタマイズR&Dソリューションチーム (TRS) と連携し、BRETSAベースのプロジェクトを開始

困難な目標を達成可能にしたいとお考えですか?

TarSeer™ BRETSA™ ターゲットエンゲージメントは、創薬における困難な標的に対する定量的細胞ベース測定を実現します。カスタムアッセイのサポートが必要ですか?弊社のTailored R&D Solutions (TRS) チームが支援いたします。早期アクセス開始時にはいち早くお知らせしますので、ぜひご登録ください。

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