HiBiT タンパク質タギングシステム
様々な高感度検出法を取り揃えたタグ付きタンパク質の解析・定量システム
HiBiT エピトープタグは、シンプルで柔軟なタンパク質検出オプションを可能にします。HiBiTタグが付加されたタンパク質を、単一試薬を添加するだけの非常に簡便な生物発光ベースの方法を提供し、ハイスループットな測定にも容易に適応します。さらに、高感度で特異的な抗HiBiTモノクローナル抗体が新しく登場し、検出法の選択肢が大幅に拡充しました。HiBiTタグのすべての検出法は、過剰発現を必要としない内在レベルのタンパク質でも検出できるダイナミックレンジを有しており、より生体内に近いタンパク質の動態を解析することができます。
HiBiT タグとは
HiBiTは、11アミノ酸からなる小さなエピトープタグで、相補性パートナーであるLgBiTと結合することで発光シグナルを生成します。HiBiTは、シンプルかつ迅速な発光検出が可能な構成オプションにより、比類なき汎用性と利便性を兼ね備えています。また、高感度かつ高親和性の抗 HiBiT モノクローナル抗体により、ウエスタンブロットや免疫沈降などの従来の免疫アッセイにも対応しており、さまざまなワークフローに柔軟に適用できます。
HiBiT テクノロジーは、非常に広いダイナミックレンジを有しており、低発現量の内在性タンパク質でも検出可能です。過剰発現を必要としないため、生理的な条件を保ったまま解析を行うことができます。
HiBiT製品
Intracellular Live-Cell Detection
ライブセル内の HiBiT タグ付きタンパク質を、リアルタイムで生物発光により定量
タンパク質のタグ付け
内在性HiBiT発現
HiBiT過剰発現
タンパク質の定量
細胞内ライブセル動態定量解析
- ViaScript® LgBiT mRNA Delivery System
- Nano-Glo® Endurazine™ and Vivazine® Live Cell Substrates
- LgBiT Expression Vector and Stable Cell Line
細胞表面タンパク質および分泌タンパク質の定量
総タンパク質の定量
機能解析および細胞アッセイ
ターゲットセルキリング
ウイルス中和アッセイ
オートファジー
HiBiTアプリケーション
細胞内タンパク質の多角的特性解析
HiBiTを用いたタンパク質の局在、相互作用、分解の研究に関する記事をご覧ください。
オリゴ治療薬
RNAiによる遺伝子サイレンシングに応答した遺伝子発現変化を高スループットで測定する手法に関するポスターをダウンロードできます。
分泌タンパク質
HiBiTを活用することで、タンパク質の分泌動態をリアルタイムかつ定量的にトラッキングできる方法について解説した記事をご覧いただけます。
標的タンパク質の分解
HiBiTを用いた発光イメージングにより、標的タンパク質の分解を可視化する方法について解説した記事をご覧いただけます。
受容体の生物学
食欲制御に関与する受容体の細胞内トラフィッキングの理解に、HiBiTタグ技術がどのように貢献したかを紹介する記事をご覧いただけます。
RNAスプライシング
HiBiTを用いたRNAスプライシングモジュレーターのハイスループットスクリーニングに関するウェビナーをご覧いただけます。
細胞ベースのポテンシー評価
CAR-T細胞のポテンシー評価において、HiBiTを利用した標的細胞傷害ベースのアプローチに関するウェビナーをご覧いただけます。
受容体の細胞内移行
HiBiTを用いることで、内在性の膜タンパク質動態を高感度にトラッキングすることができます。
CRISPR技術でアーティファクトを低減し、内在性タンパク質を解析
CRISPRによるノックインにより、内在性発現下におけるタンパク質のモニタリングが可能になります。これにより、過剰発現に起因するアーティファクトを排除し、より生物学的実態に即したモデル化が可能になります。HiBiTはタグのサイズが非常に小さいため、CRISPRによるノックイン効率が高く、発光を用いた手法により、発現量が低いタンパク質であっても高感度かつ定量的に検出できます。この手法では分子クローニングが不要であり、ノックインタグの導入にかかる時間を数週間から数日に短縮できます。
左パネル: 低酸素模倣剤1,10-フェナントロリンとのインキュベーションによりHif1a-HiBiTを安定化させた。 右パネル: 化合物dBET1とのインキュベーションによりHiBiT-BRD4を標的分解した。詳細は Quantifying Protein Abundance at Endogenous Levels(内在性レベルでのタンパク質量の定量)を参照
調節されたタンパク質存在量の決定
細胞内のタンパク質レベルは、細胞状態の変化によって自然に調整されており、治療戦略として意図的に操作される場合もあります。近年、狙ったタンパク質だけを分解する手法が開発され、これまで標的にできなかったタンパク質へのアプローチを可能にする新しい低分子モダリティとして脚光を浴びています。CRISPR / Cas9 ゲノム編集を利用して生物発光タグを内在的に挿入すると、特異的抗体を必要とすることなくタンパク質存在量を測定することができます。これらのアッセイは感度が高く、エンドポイントフォーマットまたは生細胞フォーマットで測定できるため、内在性の標的タンパク質レベルの詳細な分析が可能になります。