植物病原体検出

植物病害を引き起こす植物病原体は、農業生態系に深刻な被害をもたらし、私たちの暮らしや生計に重大な影響を及ぼす可能性があります。農業分野における植物病理学(フィトパソロジー)を研究する科学者は、病害の監視および管理において重要な役割を担っています。私たちはこうした研究を支援するために、ウイルス、ウイロイド、細菌、真菌、酵母などの植物病原体を迅速かつ正確に検出・診断できる分子ツールを提供しています。

植物病原体の検出をより迅速かつ信頼性の高い方法で行いたい方へ──私たちがサポートします!

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植物病原体のDNA/RNA抽出

植物病原体の拡散を管理するうえで最も重要なのは、迅速かつ正確な検出です。植物病原体の検出は、葉、種子、根などの植物サンプルからの DNA または RNA の抽出から始まります。下流の qPCR や次世代シーケンシング(NGS)で再現性の高い結果を得るには、高品質な核酸の取得が不可欠です。当社のMaxwell®核酸自動精製装置および核酸精製キットを使用することで、最大 48 サンプルの植物検体を一括で自動抽出することが可能です。DNA/RNA の精製は 1 時間以内に完了し、得られた核酸はそのまま qPCR やその他の下流検出法に直接使用できます。

plant leaf pathogen detection

植物病原体の核酸精製プロトコル

感染した植物組織から植物病原体由来の DNA/RNA を抽出するためのプロトコルを、以下よりご覧いただけます。

お探しのプロトコルが見つからない場合は、ぜひテクニカルサービスまでお問い合わせください。アプリケーションサイエンティストと連携し、お客様のニーズに合わせた最適なソリューションをご提案いたします。

Xylella fastidiosa(ピアス病菌)抽出プロトコルをダウンロードPhytoplasma(ファイトプラズマ)抽出プロトコルをダウンロード
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植物病原体の PCR 検出

当社の qPCR および RT-qPCR 製品は、植物病原体の標的配列を検出・増幅することで、植物病害の正確な診断を可能にします。ご希望の植物病原体に対応したカスタムメイドの PCR マスターミックスをご提供しており、また、PCR最適化キットを使用することで、最適な増幅条件を簡単に見つけることができます。


Xylella fastidiosa(ピアス病菌)検出法

Xylella fastidiosa(キシレラ・ファスティディオーサ)は、私たちの環境や経済に甚大な被害をもたらしている植物病原性細菌です。この細菌は昆虫によって媒介され、植物の導管組織(根から葉へ栄養を運ぶ組織)に感染し、植物を1~2年のうちに枯死させます。現在のところ、X. fastidiosa感染に対する治療法は存在しておらず、その感染は世界中に広がっています。特にヨーロッパでは、2,000万本のオリーブの木が感染し、オリーブオイル産業に壊滅的な打撃を与えています。

この病原体の拡大をモニタリングするには、迅速かつ自動化された分子検出法が不可欠です。Maxwell® RSC核酸自動精製装置Maxwell® RSC PureFood GMO and Authentication Kitを組み合わせた手法は、感染植物組織からX. fastidiosaを同定するための確立された自動核酸抽出法として広く利用されています。 欧州連合(EU)によって支援された国際共同試験により、Maxwell®は、従来の CTAB 抽出法と比較して、より高感度で高精度、かつ再現性に優れ、効率も高いことが実証されました。

Xylella fastidiosaの検出方法およびMaxwell®法と CTAB 抽出法の比較について、詳しくは本ブログをご覧ください。

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