pGEM®-T Vectorでは、T7およびSP6 RNAポリメラーゼプロモーターが、β-ガラクトシダーゼのαペプチドコード領域内にあるマルチクローニングサイト(MCS)を挟んで配置されています。αペプチドへの挿入によってその機能が失活するため、インサートを含む組換えクローンは、指示薬培地での青/白スクリーニングによって直接選別することができます。
このベクターは、f1複製起点(f1 Origin of Replication)を有しているため、一本鎖DNAの調製にも対応しています。
マルチクローニングサイトは、制限酵素BstZIの認識配列で挟まれており、単一酵素による切断でインサートを切り出すことが可能です。また、二種類の制限酵素を用いたダブルダイジェストにより、より柔軟にインサートを切り出すこともできます。
pGEM®-T Vector System IIには、System Iのすべての構成要素に加え、JM109コンピテントセルが含まれています。
参考文献
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