セルヘルスアッセイ
プロメガは、単層細胞培養、3Dマイクロティッシュ、オルガノイド、初代培養細胞、幹細胞など、複数のモデル系およびサンプルタイプにおいて、細胞の健全性を包括的に評価できる、使いやすいアッセイ製品群を提供しています。
これらの製品には、細胞増殖、細胞生存率、細胞毒性といった基本的な細胞健全性の指標を測定するアッセイに加え、アポトーシス(プログラム細胞死)やネクローシス(壊死)など、細胞死のメカニズムを特定するアッセイも含まれます。
さらに、炎症反応、チトクロームP450活性、酸化ストレス、オートファジー(自食作用)など、さまざまな細胞内プロセスを測定するための生化学的・細胞ベースアッセイも取り揃えています。
セルヘルスアッセイ製品群
ADME アッセイ
ADME-Toxのスクリーニングおよび研究のための強力なツールとしてプロテアーゼおよび代謝酵素用の広範な発光基質よりお選びいただけます。
アポトーシスアッセイ
簡便にアポトーシスを検出できる複数のアッセイを提供しており、セルヘルスバイオマーカーのマルチアッセイにも利用できる革新的なアッセイも含まれます。
オートファジー検出
シンプルなプレートベースのオートファジーフラックス定量法
細胞生存・毒性アッセイ
培養細胞、3Dマイクロテッシュ、菌体およびウイルス感染細胞などの細胞生存性・毒性を簡便に測定できる発光アッセイを数多く提供しています。
炎症アッセイ
インフラマソームの不可欠な要素であるカスパーゼ-1活性を選択的に測定する発光法を提供しており、細胞や培地より直接測定することができます。
酸化ストレスアッセイ
細胞健全性の指標であるグルタチオン、還元型/酸化型グルタチオン比、ROSの変化などを検出できるアッセイを提供しています。
セルヘルスアッセイおすすめ製品
CellTiter-Glo® 2.0 Cell Viability Assay
試薬の安定性が向上したCellTiter-Glo®、ATP検出に基づく細胞増殖の定量が可能
G9241, G9242, G9243, MG1010
Caspase-Glo® 3/7 Assay System
カスパーゼ-3/7活性の検出に対応した、使いやすいプレートベースの発光アッセイ
G8090, G8091, G8093, G8092, MG1010
LDH-Glo™ Cytotoxicity Assay
3Dマイクロティッシュなど細胞数の少ないサンプルに対応した、高感度な発光ベースLDH細胞傷害性アッセイ
J2380, J2381, MG1010
セルヘルスアッセイとは
セルヘルスアッセイ(Cell Health Assays)は、さまざまな細胞イベントを検出・モニタリングし、細胞がどのように、なぜ生きるのか・死ぬのかという全体像を明らかにするために用いられます。これらのアッセイは、薬剤候補やその他の化合物の毒性評価、がんやその他の疾患における細胞変化の解析、基礎的な細胞生物学の研究など、幅広い用途に使用されます。
細胞健全性アッセイを選ぶ際には、測定したい指標(何を評価したいか)、必要な感度、使用するモデル系(細胞種や培養形式など)、解析の目的(エンドポイント)、サンプル数、使用可能な装置や検出方法、といった点が重要な検討事項となります。
細胞健全性アッセイには、生存細胞数を測定する「細胞生存性アッセイ(viability assay)」、死細胞数を測定する「細胞毒性アッセイ(cytotoxicity assay)」、細胞死のメカニズムを評価する「アポトーシスアッセイ(apoptosis assay)」などがあります。生存性アッセイや毒性アッセイは、処理あり/なしのウェル間の違いを簡単に確認できます。さらに、カスパーゼ活性やホスファチジルセリン露出といった指標の測定や、複数の細胞健全性パラメータをマルチプレックス化することで、処理が細胞に与える影響をより深く解析することが可能です。増殖抑制(cytostasis)や壊死(necrosis)なども、これらのアッセイによって評価可能です。
なお、培養細胞はあくまでモデル系であり、in vivo(生体内)環境の細胞とは異なります。3D培養系はin vivoの状態をより忠実に再現できますが、実験設計上の課題もあります。たとえば、大型の3Dマイクロティッシュではアッセイ試薬が中心部まで届きにくく、細胞溶解型(lytic)アッセイではすべての細胞に均等に作用しない可能性があります。そのため、3D培養を使用する場合は、3Dシステム向けに最適化された製品およびアッセイプロトコルの使用が推奨されます。
また、セルヘルスアッセイのフォーマットには、エンドポイントアッセイとリアルタイムアッセイの2種類があります。エンドポイントアッセイはある時点での細胞状態のスナップショットを提供し、処理の反応時間が既知である場合に適しています。一方、リアルタイムアッセイは、同じサンプルから時間を追って繰り返し測定ができるため、反応の経時変化を把握でき、細胞やサンプルの節約にもつながります。