Taqポリメラーゼとエンドポイント PCR
高性能なTaqポリメラーゼ、dNTP、バッファーおよびマスターミックスは、ルーチンのエンドポイントPCRにおいて優れた信頼性と再現性を提供します。GoTaq® シリーズは、基本的なPCR、ホットスタートPCR、ロングレンジPCRなど、用途に応じたTaq DNAポリメラーゼのフォーミュレーションを幅広く取り揃えています。
GoTaq® G2は、フルレングスのリコンビナントTaqポリメラーゼで、増幅効率を高めるよう設計されたバッファーが付属しています。GoTaq® 酵素にはマグネシウムなし(Flexiバッファー)およびマグネシウム入りのバッファーが用意されており、MgCl₂濃度の最適化が可能です。
すべてのGoTaq® 製品は、PCRにおける高い性能を保証しています。さらに特異性を高めたい場合には、GoTaq® G2 Hot Start Polymeraseがおすすめです。この酵素は独自の抗体と結合しており、室温では酵素活性をブロックし、最初の変性時に活性が回復します。これにより、反応の室温セットアップが可能になり、感度と特異性が向上します。より高い操作性を求める場合は、すべての成分を最適な濃度で含み、直接ゲルローディングできる色素も含有したマスターミックスをご利用ください。
また、オーダーメイドの2X PCRマスターミックスを手軽に構築したい場合は、当社のcGMP製造の PCR Optimization Kit をご活用いただけます。開発期間を短縮しながら、最適なPCR性能を実現できます。
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TaqポリメラーゼとエンドポイントPCR製品群
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Taqポリメラーゼの概要
Taq DNAポリメラーゼは、Thermus aquaticus から単離された耐熱性DNAポリメラーゼであり、Mg2+存在下で、プライマー依存的にヌクレオチドを二本鎖DNAに 5′→3′ 方向へ伸長させる活性を持ちます。Taqポリメラーゼは、PCRアプリケーションにおいて標準的に使用される耐熱性DNAポリメラーゼです。この酵素は3′→5′エキソヌクレアーゼ活性を持ちませんが、5′→3′エキソヌクレアーゼ活性は有しています。Taqポリメラーゼは、高忠実性酵素を必要としないPCR、たとえばDNAやRNA配列の検出など、一般的なPCR用途に適しています。
一般的なPCR反応には、目的DNA、Taqのような耐熱性DNAポリメラーゼ、2本のオリゴヌクレオチドプライマー、dNTP、反応用バッファーおよびマグネシウムが含まれます。これらの反応成分を混合した後、サーマルサイクラーにセットして加熱サイクルを繰り返します。この過程でDNAは変性され、プライマーが目的配列にアニーリングし、DNAポリメラーゼによって伸長されて新しいDNA鎖が合成されます。各PCRサイクルにおいて、理論上は目的配列のコピー数が2倍に増加します。これを繰り返すことで、最終的に反応成分が消費されるか、反応が飽和に達するまで増幅が続きます。
エンドポイントPCRでは、すべてのPCRサイクルが完了し、増幅反応がプラトー(またはエンドポイント)に達した後に解析を行います。これは、増幅反応中にPCR産物の形成をリアルタイムでモニタリングするリアルタイムqPCRとは対照的です。エンドポイントPCRは定性的な手法であり、標的サンプル中に特定のDNA配列が存在するかどうかの判定、病原体の検出、後に続く解析のための目的配列の増幅、個人または細胞種識別のための特定DNA配列の検出、といった目的で広く利用されています。
PCRマスターミックスには、Taqポリメラーゼ、dNTP、最適化されたバッファーなど、PCRに必要なすべての反応成分が含まれています。テンプレートとプライマーを加えるだけで反応を開始できるため、実験のセットアップが簡素化され、作業時間の短縮につながります。